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暗闇を走る彼らの序曲

2008/10/10 19:09

月の軋む音が聴こえる
二つの月が軋みながら別れゆく
その音はまるで
終末への序曲[プレリュード]―・・・・

幕は上がった
終幕に向かい 世界は動き出す
俺達はその結末も知らされぬまま
踊りつづけるのだ
―それが悲劇の序曲[はじまり]とも知らずに―

その感情に 名前をつけるとしたら
なんと名付ければよかったのだろう
自ら望んで業火にとびこんでいく羽虫の様に
自らを灼きながらも ただ只管に真っ直ぐに―・・・・
でも一体誰がそれを
『愚かだ』と嗤えただろう

俺達はただ信じてた この運命に抗う日
その脆い腕[はね]で這いもがき 『必ず届く』と月に吠く

そんな虫けらの様な俺達を
真赤な舌を出しながら 月が嘲笑う

千年に一度の双つ月夜
月はゆっくりとその仮面を外しながら
その三日月をしならせる
『これが隠された"醜い真実"さ』

勝手に肩に乗せられた途方もない重み
どうやったらそんなに
前ばかり見て走っていける――?

剥がれ堕ちた 嘘の破片を飲み下す
それは自らの喉を切り裂いて
甘く甘く滴った
紅い雫は描き出す 仮面の下に隠した
―醜い真実[ほんとうのかお]を―

人は その一生の中で どれだけのものを手に入れる?
そしてどれ程のものを失う?

あの日 生まれてはじめて食べたそれは
舌が溶けそうな程甘い味がした
あの時俺はどんな顔をしていた?
お前達が作ってくれた『ケーキ』は一体どんな形だった?
お前達は一体どんな顔で俺を迎えてくれた?
すぐ傍で笑っているはずのお前達の顔すら
あの時の俺にはもう 見えていなかったから

ぬかるんだ闇に足がもつれた
何度も倒れ 黒に塗れながら
それでも俺達は歩いた
その先でいつもお前が呼んでいたから―・・

視界[ひかり]を奪われた世界で 確かに見えた気がした
光溢れる その出口が
すぐ傍で俺を呼ぶ声
ただそれだけで 必ずその場所へ辿り着ける気がした
今はもう その声は聴こえないけれど
今もこの場所でお前を呼ぶこの声は お前に届いているか?

途切れた道を繋ぎ合わせて歩いてきた
光溢れるその先に 君が待っていると信じて
どんな時も
校舎に 風に 空に 月に いつでも君を感じていた
その背中を追いかけて辿り着いたこの場所で
眠った時間が動き出す
今度は 二度と離さないように 手を繋いで
同じ空の下 一緒に歩いていこう
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大木\(゜□゜)/

久しぶりじゃない\(゜□゜)/



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